MacのEmacs設定

長い間Windowsを使ってきてて、これから本格的にMacを使ってみようと思い立ったわけなのですが、一番最初にやった、Emacs周りの設定から、もう大変です。
(大変すぎて、Windowsに戻りたい気分になります)

自分が行った設定を時系列的にまとめてみました。

Texのインストール


これは簡単でした。
上のサイトからファイルをダウンロードしてきて、基本的にクリックとかでインストール。

Emacs自体のインストール


これも簡単。
上のサイトからファイルをダウンロードして、インストール。

Yatexのインストール


さて、ここから苦行の始まりでした。
上のサイトからファイルをダウンロード。
多くのブロガーさん達は、~.tar.gzファイルをダウンロード、と書いていますが、.tarファイルしか見当たらない。
でも、.tarファイルでOKでした。
とりあえずダウンロードして、コマンドから(もしくはfinderで開いてダブルクリック)解凍し、以下のコマンドを打ちます。

sudo make install

なんか怒られました。

You have not agreed to the Xcode license agreements うんたらかんたら
どうやら、xcodeを起動してライセンス認証をしないと行けないようです。
macの場合、gccが、xcodeというIDEに組み込まれているんですね。
xcodeを使えるようにしておかないと、gccが使えないようです。

xcode自体はAppStoreでもともとインストールしていたので、ライセンス認証して、もう一度コマンドを叩いてみました。

If you have install-info command, type 'make install-info'.
If not, add next lines into your site's info dir manually.
* YaTeX: (yatexj). Yet Another tex-mode for Emacs. (Japanese).
* YaTeX-e: (yatexe). Yet Another tex-mode for Emacs. (English).
* yahtml: (yahtmlj). Yet Another HTML-mode for Emacs. (Japanese).
* yahtml-e: (yahtmle). Yet Another HTML-mode for Emacs. (English).

なんか、たくさん怒られているような、怒られてないようなメッセージを頂けました。
どうやら、他のものもインストールしろよってことなのかもしれません。
調べたら、何をすべきか教えてくれてるサイトを見つけました。

ShotakahaDokuWiki - Yatex

上のサイト内に書かれている通り進めたら、yatexは無事に入りました。
上のサイト内のどのコマンドも、sudoは必須なので、忘れずに。

Emacsを起動させてみた

Emacsをターミナルから起動させる


ターミナルから、Emacsを起動!テイッ

Emacsがターミナルの中で起動してしまう…。

これは頂けない。ターミナルの設定ファイルでエイリアスを書き込もう。
少しググったところ、ターミナルの設定ファイルは、ホームディレクトリ内の.bashrcでとのこと。そうかそうか…。

あれ、.bashrcがない…。

ものは試しに、.bashrcファイルを作成し、下のようなエイリアスの設定をしてみました。

alias emacs="open -a /Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs"

ターミナルを再起動。
依然として、ターミナル内にemacsが開く…。

より詳しく調べてみると、Marvericksでは、.bash_profileというファイルが設定ファイルになる模様です。
自分でホームディレクトリにこの名前のからファイルを作成し、その中に設定を書き、ターミナルを再起動したら、反応してくれました。

Emacsの設定

ここからはEmacsの設定です。
ちなみにEmacsの設定ファイルも、『デフォルトでは存在しないようです』
~/.emacs.d/init.el
を自分で作成し、そこに設定を書き込んでいきます。

Emacsのデフォルトの日本語フォントが、『可愛すぎる』

まずEmacsを起動して驚いたのは、激しくポップな日本語フォントです。
小学生に受けそうなフォント。和みますが、見にくすぎです。

;; 日本語
(set-fontset-font
 nil 'japanese-jisx0208
;; (font-spec :family "Hiragino Mincho Pro")) ;; font
  (font-spec :family "Hiragino Maru Gothic ProN")) ;; font

;; 半角と全角の比を1:2にしたければ
(setq face-font-rescale-alist
;;        '((".*Hiragino_Mincho_pro.*" . 1.2)))
      '((".*Hiragino_Kaku_Gothic_ProN.*" . 1.2)));; Mac用フォント設定
これで、macのヒラギノ丸ゴシックになります。このフォントのためにmacを買ったようなもの。

やたらビープ音がうるさい

カーソルを文書の終わりまで持って行くと、いちいち音がなります。煩わしいが半端ないです。消しましょう。
(setq ring-bell-function 'ignore)

スタート画面なんて不必要です

Emacsのスタート画面(初期画面?)なんて、非表示にしましょう。
;; スタートアップページを表示しない
(setq inhibit-startup-message t)

自動改行に自由を奪われるのはうんざりです

無効にしましょう。
;; 自動改行を無効化
(setq text-mode-hook 'turn-off-auto-fill)

デフォルトのウィンドウサイズが小さすぎです

適したサイズに変えましょう
;; ウィンドウサイズの位置、サイズ
(if window-system (progn
  (setq initial-frame-alist '((width . 140)(height . 80)(top . 0)(left . 48)))
  (set-background-color "Black")
  (set-foreground-color "White")
  (set-cursor-color "Gray")
))
ウィンドウや文字の色も上では設定しています。

Yatexの設定

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;; for YaTex
;; Add library path
(add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/site-lisp/yatex/")
;; YaTeX mode
(setq auto-mode-alist
    (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
(autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
(setq tex-command "/usr/texbin/ptex2pdf")
(setq dviprint-command-format "/usr/texbin/dvipdfmx %s")
;; use Preview.app
(setq dvi2-command "open -a Preview")
(setq bibtex-command "/usr/texbin/pbibtex")

どこかのサイトに、上のコードが書かれていました。
(一部修正しましたが)
基本的には、これで問題なくyatexが使えるようです。
が、私の場合、これだけでは不十分でした。

Windowsで書いた文書(.tex)をMacでコンパイルする

これが最大の難関。
自分の場合、Dropboxでファイルを同期しており、これまでにWindowsで書いてきたファイルをMacで修正する必要があります。
しかし、windowsで書いたTexファイルをmacでコンパイルするとエラーが出ます。
! Text line contains an invalid character.
l.10 ...}^^8aeAS^^82?^^93^^8e?^^82^^93?^^8e^^@
                                                  ^^82?^^82^^@f^^81[^^83^}...
どうやら、文字コードの問題っぽそうです。こういうの、大嫌いです。
昔、Mac book proで設定した時にも、このトラブルに見舞われたのを覚えているのですが、その時はうまく対処していました。今回は、何故か、うまく行きません。 この後、うまく設定ができたら、この記事に追記したいと思います。

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